ウエイト調整と適正ウエイト
今回は、ダイバーさんなら誰でも使用するウエイトのお話です。 もちろん、初心者さん向けの内容なので、忘れちゃった~方は、どうぞ参考にしてみてくださいませ。 ダイビングの講習を受けた際に勉強したと思いますが・・忘れてしまうような内容なのか・・皆さん、あ~そうなんだ~というリアクションの方が多いです。 この手の内容は、ダイビングに行く前に復習しておけば、ご自身の為にもなりますので、ちょっと復習してみましょう。 では、どうぞ。
ファンダイビングをする際には、皆さんウエイトを付けますよね。 *つけ方は・・ネットで調べてくださいませ。 今回は、ウエイトの量を決める際に考慮するポイントを4つ解説します。
ダイビングに使用するタンクは、スチールタンクとアルミタンクの2種類があります。 材質が違うので比重も違います。 簡単に言うと同じ1キロの重さでも鉄の1キロは、沈むけど・・材木の1キロは、沈みませんよね。 そんな訳でスチールタンクは、沈みやすく・・アルミタンクは、浮きやすという感じです。 使用するタンクの違いでウエイトの量の微調整が、必要になります。
またタンクの大きさも8リットル 10リットル 12リットルなどなど大きさに違いもあります。 その違いでもウエイトの微調整が必要になります。 使用したタンクの材質・容量は、ログに記録しておくと次回の参考になります。
タンク同様にスーツも必需品。 スーツにもいくつか考慮する違いがあります。
- ドライスーツ? ウエットスーツ?
- ウエットスーツなら2ピース?1ピース?
- ウエットスーツなら、5mm?3mm?
- 新しいもの? 古いもの?
- インナーを着る? 着ない?
以上のような違いでウエイト量の違いが出てきます。
いつも自前のスーツを利用している場合は、スーツの浮力の違いがなくなるのでログにデータを記録しておけば、次回、かなり正確にウエイト調整が出来ると思います。
毎回、レンタルスーツで潜っている場合は、レンタルスーツの違いを記録して次のダイビングの際には、ガイドさんと相談してウエイト量を考えてみてください。 今まで数回3キロで潜っているので今回も3キロで!という感じで自分は、いつでも!必ず!3キロと思いこんでいる方が時々居ます。 ウエイトの量は、使用する器材の内容で変化しますので、その点を忘れずによく確認しておきましょう。
体重と体質は、タンクの比重のお話と同じような理由ですが・・例えば~体重が60キロの方が、2名。 お1人は、ゴリゴリの筋肉質のマッチョ。 もう1人は、ぷよぷよ系の脂肪体質。 このような場合は、体の比重が違うので少しウエイトの量が変わってきます。 体質が違う場合、お友達と同じ体重だからウエイトも同じだよね~という感じには、ならないんですよ~(@_@)
まだあるのかよ~と感じている方もあと少しだけ・・。 ダイビングのレベルのお話です。 もしご自分が、初心者さん、もしくは、ブランクダイバーさんに該当する場合です。 最初の1本目は、すごく緊張してしまうもので・・呼吸が乱れたり。 呼吸が乱れると、肺の中には空気がたくさん入っている状態になります。 こうなると肺の中の空気の浮力で沈みにくく。 もしくは、全然沈まなくなります。 このような状況、ブランクダイバーさんのあるある状況です。 沈まないと更に慌てて・・バタバタして・・さらに呼吸が乱れてくる。 こんな負のスパイラルに入り込むわけです。 少し呼吸が乱れても、沈めるくらいのウエイトの調整具合がいいもかも・・です。 ほんの少しオーバーウエイトでもBCDを上手に活用すれば、ファンダイビングは、可能です。 ご自身のレベルや状況をガイドさんに申告してウエイト調整の際に役立てましょう。 対処の方法やアドバイスがもらえると思います。
上手にウエイトの調整が出来ると、ファンダイビングがラクチンになります。 ウエイトは、少ない方が楽!なのかもしれませんが、潜降できない!沈まない!とダイビングになりません。 浮き気味のダイビングは、すごく大変だし、安全に潜る為にもちょうどいいウエイトを装着しましょう。
適正ウエイトは・・
- 水面から潜降する際には、BCDのエアーを全て抜くと沈み始める。*息を吐くと更に沈みやすいです。
- ダイビングの終盤・タンク残圧が50くらい・水深-3~5m・この状況でも浮き始めない。
ダイビング中、BCDを使用せずに沈んじゃうので~ウエイト減らしてください!という方が、居ます。 ダイビング中、水深が深くなり始めると、水圧でスーツの浮力が減少します。 その為だれでも沈み気味になります。 そこで役立つ器材が、BCDです。 減少した浮力を補うためにBCDに空気を入れて、沈み気味にならないように調整。 中性浮力をとるようにします。
ダイビングは、BCDを上手に!こまめに!使用しましょう。空気の出し入れを上手に行う事で、ラクチンに移動をするのが、ダイビング上達のコツです。
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